2416 diary

ハチの日常。

レジ袋有料化で、何が変わる?!

2020年7月1日から全国一律で、レジ袋有料化が始まりました。

これには賛否両論出ていますが、みなさんはどう考えていますか?

 

目線が違えば見ている世界も違うし、意見も違ってきますよね。

今日は、短期的目線と長期的目線において、私の考えをお話したいと思います。

 

 

短期的目線と長期的目線の定義

本記事では、短期的目線は1年以内、

長期的目線は1年を超えてて10年以内として、書いていきます。

 

課題1:環境保護に与える影響度

①短期的な影響:レジ袋が減って、ゴミ袋を買うようになった

レジ袋を、ゴミ袋として使っていたご家庭は多いですよね。

我が家もそうだったので、

有料化に伴い、ゴミ袋を買うようになりました。

 

レジ袋を貰わなくなったので、

保管場所がビニール袋で溢れかえらなくなったのは、良い事です。(*-ω-)

 

地域指定のゴミ袋を使っているご家庭にとっては、

ごみ削減に繋がっているんじゃないでしょうか。

 

②長期的な影響:環境問題を考える「きっかけ」に

経済産業省が公開するサイトには、

レジ袋有料化は、あくまで「きっかけ」だと書いてあります。

 

https://www.meti.go.jp/policy/recycle/plasticbag/plasticbag_top.html

普段何気なくもらっているレジ袋を有料化することで、

それが本当に必要かを考えていただき、

私たちのライフスタイルを見直すきっかけとする

  

レジ袋は、普段何気なく使っていたモノだからこそ、

「だったら食品容器もプラスチックだから、

減らせたら良いね。」

とか、考える「きっかけ」になってくれます。

 

これが例えば、

「プラスチック容器禁止」だったら

消費者がいる・いらないを主体的に選べないので、

どこか遠い話になっていたでしょう。

 

これは、割れ窓理論の考えだと思うのですが、

良い方法だな、と思いました。

 

割れ窓理論とは、アメリカの犯罪学者ジョージ・ケリングが考えた、

「小さな犯罪を徹底して防ぐ事で、大きな犯罪を防ぐことができる」

という理論の事です。

 

短期的には微々たる影響しかないかもしれませんが、

「これから起こる事」へは大きな影響を与えていくのではないでしょうか。

 

課題2:対応への負担

①個人の負担

短期的には、経済的な負担増がありますよね。

 

課題1でも書いたゴミ袋を購入するようになった方、

これを機にエコバッグを購入した方、

引き続きレジ袋を購入している方、

色々いらっしゃるかと思います。

 

長期的には、経済的負担は減ると考えています。

 

ゴミ袋を買うと経済的負担が増えるので、

一つの方法としてはゴミを減らそうという発想になります。

 

必要なモノだけ買い、

買ったモノは大事に使い、

買ったものは最後まで使い切れば、

結果として無用な出費が減っていきます。

 

いやいや、

言うのは易し行うのは難し、だと言うかもしれません。

 

大丈夫です、人間には適応能力があるので

今年はなかなか厳しいかもしれませんが、

年数を重ねていく事で自分なりの判断が出来るようになってきますよ。

 

②企業側の負担

短期的には、店舗オペレーションが一番でしょうね。

 

準備・展開にも時間を割いたかと思いますし、

 「レジ袋必要ですか?」と全てのお客様に質問する姿をどこに行っても見るので、

レジスタッフの方は大変でしょう。

 

個人的には、

海外のように勝手にショッピングバッグ買ってね、で良いと思うんですけどね。^^;

 

売上としては、

タダで配っていたレジ袋が有料になったのと、

エコバッグの販売も始めた店舗も多く見かけるので、

レジ袋関連の売上は増えていそうです。

(実際どうなんでしょう?!)

 

長期的に見ると、レジ袋以外のプラスチック製品の対応を

迫られるのではないかと考えています。

 

環境省が発表している「海洋ごみ調査」によると、

人口漂流物の多くがプラスチックごみでした。

f:id:aqua8:20200814163618p:plain

漂流ごみ調査結果 環境省 2018

プラスチックごみによる海洋生物・動物への被害にとどまらず、

マイクロプラスチックは人体への悪影響もあるとの事なので、

解決すべき課題なのは明らかです。

https://waterstand.jp/waterlife/water_environment/waterlife00083.html

 

このような企業努力は、今後より迫られるでしょうね。

 

 日本では殺菌作用もある笹の葉でお寿司をまいたりしますが、

はっぱをお皿の形そのものに加工する発想は素敵だな、と思いました。

自然物ですから環境負荷がなく、

プレスするだけで簡単に作れ、

展開も容易にできて、

素晴らしいアイデアだと思います。

 

日本でも、同じような取り組みが出来ると良いなと思いました。

 

課題3:衛生面への不安

短期的には、エコバッグをあまり洗っていない方がいるのは不安ですね。

 

レジ袋をタダでもらっていた頃は、

毎回キレイな袋に入れてますから、

衛生面の心配はあまりありませんでした。

 

人によっては、

全く洗っていない方もいるそうです。

 

お肉やお惣菜など汁が出る食品もありますし、

菌の増殖で健康被害でが出たら大変なので、

こまめに洗うようにしましょうね。

 

長期的には、レジ袋以外へも波及した場合、

個人的には流通も交えた新しい形が生まれるのではないかなと思っています。

 

そうなった場合、今までの流通を変える大きな動きと合わせ、

大きな問題として衛生面が課題になってくるのではと考えています。 

 

エコバッグのように、飲料をマイボトルに入れるような形なのか、

ウォーターサーバーのようなサブスク型なのか、 

 アメリカのように大量買いが文化として根付くか。

 

レジ袋有料化が与える影響は、今は微々たるものでしょう。

ですが、10年後海洋プラスチック問題が存在しない世界になっているかもしれません。

 

そうなるよう、私たち自身で意識を変え、

行動を起こしていけるようにしていきたいものです。

 

何事も、小さな事からこつこつと。

それでは、また!